鳥田邸
2008.10.13
島原市下の丁
鳥田邸
「鳥田家は藩主松平氏の草創以来の古い家柄で、藩主の転封にともなっ て三河国吉田、丹波国福知山と転じ、寛文9(1669)年、ここ島原に入った。歴代地方代官・郡方物書などを勤めたが、幕末には御目見獨禮格で7石2人扶持を受け、材木奉行・宗門方加役・船津往来番などの重職についた。このあたり一帯は中・下級武士の屋敷で、一戸当たりの敷地は3敏(90坪)ずつに区切られ、家ごとに枇杷、柿、柑橘類などの果樹を植えていた。道路の中央を流れる清流は、往時の生活用水路である。」
茅葺屋根