子安観音参道橋
2008.08.16
橋長：2.3m
橋幅：1.6m
桁4列
単径間円弧桁橋
「樹齢四～五〇〇年になると伝えられ、古来より厄病除けの神木として地元の人たちから大切に保護されてきた。樹下にある文化四年(1807)建立の三界万霊の碑は疫病が流行したときに建てられたものといわれ、観音堂やクスノキに抱き込まれてしまった石仏とともに、この木が古くから神木として信仰を集めてきたことを物語っている。
伝説では、数百年前にこのクスノキを伐採したところ疫病が大流行したため、厄払いの祈願を行い神木として大切に育てたといわれている。有福（ありふく）の地名もこれに由来するらしい。
根回り14.65メートル、幹周り7.6メートルと著しい巨木ではないが、周囲の環境がよく樹勢も盛んである。地上より2.5メートルのところで七本の大枝に分かれているが、これは伝説のとおり一度伐採されたことを物語っているのではないだろうか。」
佐世保市教育委員会
