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HTB7号橋

2008.10.12

佐世保市ハウステンボス町




長さ6kmの運河
「ここハウステンボスの運河をつなぎ合わせると全長16Km。普通、人が歩く速度が時速約4kmですから、約90分かかることになります。
運河の役割 3つの役割の運河
1.景観との調和・・ごみ、にごり、悪臭などの不快感を与えないことや水にふれても安全なこと。
2.交通の手段・・・船が往き来するための十分な水深や幅があり、水の流れが一定で速すぎないこと。
3.環境の保全・・・外海の大村湾を汚さない(水質を守る)こと。
運河の形状 コンクリートを使わない運河
運河の生き物(植物や小動物)を守り、周りの景観を考え、砕いた石と土で造りました。コンクリートを使えば手間は省けますが、生き物には住み心地が悪く、生きていけません。また水際も生き物を守るため、運河と同じように砕いた石と土で造っています。
運河の水門 水が一定の運河
普通海の水は満潮・干潮の影響で上下しますので、例えばハウステンボスの水門をいつも開lナた状態にしておくと『朝は満潮で船に乗れたのに夕方は干潮で船に乗れなかった』ということが起ります。
大村湾ではこの満潮と干潮の差が70cmにもなるそうですので、船が安全に往き来し、安心して乗り降りができるように水を一定に保っています。
水が動く運河
では、いつも水門を閉めた状態にしておくとどうなるでしょうか?
水門を閉めた状態は、バケツに水を入れて放っておくことと同じになります。バケツに水を入れて放っておくと、次第に汚れはじめ、ごみが溜まり、生き物は当然住めなくなります。この状態にならないように、水門を開け、海水を運河へ引き込み、水を動かしています。」
左手が6号橋(ACADEMYBRUG)、正面奥がビネンスタッド

6号橋側から

内部

6号橋の上から

西側

西側