矢上神社

2007.08.12

長崎市矢上町




長崎街道 矢上宿跡
「長崎街道二十五宿のうち、長崎の町より二宿目が矢上の宿である。この地は鍋島諌早支藩の支配地で、長崎奉行支配の日見村と境を接していたので、矢上の宿には鍋島藩の番所があった。
 その故に矢上の宿には番所役人がおり、旅宿があ
り、馬・駕籠人足などが常時用意され、造り酒屋・各種の店・鍛冶屋などがあり、昔より矢上の宿は近隣の村々の中心地として賑わっていた。
 文政九年(1826年)一月九日朝、長崎出島を江戸参府のため出発したカピタンとシーボルトの一行は、この宿の教宗寺で昼食をとっている。」

矢上神社由緒
鎮座地 長崎市矢上町322番地
御祭神 大己貴命(大黒様)少彦名命(恵比寿様)素盞鳴命(大王様)
由緒
「紀元1281年(弘安4年)元寇の国難に当り鎮座の神として釼の矢と化りて矢上の山に天降り給ひけるを鎮祠したのが創祀と伝へられる
 長崎では最も古い神社で矢上の地名の起りである 古くは大王社と称された厄除災難除の神として名高い 又神仏習合の神社で、境内には神池の中の島にある四面佛塔を始め地蔵尊や馬頭観音がある
 矢上、古賀、戸石、牧島、日見、網場、飯盛、田結。江ノ浦郷の総産土神として明治7年郷社に列格された」