五官の墓 市指定史跡
「呉五官は、中国南部節川県の出身で朱印船貿易家として、慶長11年(1606)から元和2年(1616)にかけて東埔寨(カンボジア)や交趾(コウチ=北べトナム)などへ数回にわたって海外貿易を行った。また、菩提寺の大壇越として、菩提寺三世一翁芳純和尚<慶長2年(1597)〜正保4年(1647)在住>に帰依し、菩提寺再興に寄与した一人である。この墓地は、寛永年間(1624〜1643)に建立されたものと見られるが、中国人墓地として当時の様式をよく保存しており、歴史的価値が高い。」
長崎市教育委員会(平成18年3月設置) |