眼鏡橋模型建設記念碑
「眼鏡橋の模型は昭和32年7月の諫早大水害後、本明川に架かっていた眼鏡橋を諫早公園に移築復元する為に、橋の組立て方や強度など技術的なデータを収集する目的で5分の1の縮尺で造られたもので、長さ10メートル、幅1.1メートルです。
本物の眼鏡橋を移築できたのも、この精巧な模型のお陰であり、当時の技術を伝える貴重な文化遺産であります。
この眼鏡橋模型は、眼鏡橋移築終了後に地元での保存も検討されましたが水害後の諫早には適地がなく、昭和39年に国の仲介により埼玉県所沢市の旧ユネスコ村に譲渡されました。
その後、平成18年同園が閉鎖され、この模型も放置されたままの中、諫早に移してはどうかと話が持ち上がり、諫早市にも助言を頂きながら文化団体・経済団体その他多くの皆様のご協力のおかげで古里に里帰りさせることが出来ました。
今後は、昭和の諫早石工匠の人達が丹精込めて造られたこの素晴らしい石橋模型を、後世への贈り物として大切に保存して行かなければならないと思っております。 」
平成24年12月吉日
ミニ眼鏡橋里帰り委員会
重要文化財諫早眼鏡橋模型
「諫早市長 野村儀平
設計監督 諫早市役所 山口祐三
仝 課員 伊藤秀敏
製作 諫早石工組合
年月日 昭和三十四年十一月〜三十五年八月
重要文化財諫早眼鏡橋解体復元工事着手に当り技術的研究の為一年半の歳月を要して造り種々実験をして復元工事の技術的難点を研究し解明して本工事の安全を期した 工費約百万円」 |