「16世紀後半から17世紀初頭の平戸は、ポルトガル・スペイン・オランダ・イギリスの貿易船が来航し、海外貿易の中心地であり、西の都と呼ばれるほどに繁栄を極めた。 大型の錨は1952年(昭和27年)に川内港から引き揚げられたもので、松浦資料博物館に展示されているオランダ船錨(県指定文化財)ともよく似ており、海外貿易で栄えた平戸を実証する資料である。小型の錨は1956(昭和31年)に平戸瀬戸で引き揚げられたものである。 なお一緒に展示している方柱状の石材は、平戸の最南端に位置する宮の浦港から引き揚げられた、中国船の碇石である。」 平戸市教育委員会 |