華舞神社(山田神社)
「祭神は古来瓊瓊杵尊・木花咲耶姫・彦火火出見尊・豊玉姫・鵜葦草葦不合尊・玉依姫の六神であるが明治初期に月夜見命・上筒男命・中筒男命・底筒男命の四神を合祀した
創建については不明ではあるが、諸書に嘉慶三年(1389)上棟大和守藤原幸久あるいは建徳二年(1371)島津山田華舞宮安置伴兼長とありまた元弘二年(1332)奉納の手水鉢も伝わっておりその古きことがうかがえる
かつて霧島六所権現の他に権現二社あり、当社はその一といわれ山田の宗廟として領主をはじめ多くの人々の崇敬を集め大いに繁栄した社である
社宝として伝わる掛軸は文禄元年(1592)左大臣近衛信尹(信輔)が薩摩国坊津に配流される途中本社に宿り、衣の袖を落として『華』の一字をしたため奉納したものと伝えられる」
平成十四年六月十日
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