徳玄寺

2013.09.01

西臼杵郡高千穂町三田井




安楽山徳玄寺(曹洞宗)
「徳玄寺創建の年代は詳かではありませんが(西暦1200年前後)後鳥羽天皇第三皇子寒巌義尹禅師の開山といわれ、阿弥陀如来を本尊とし、高千穂の領主三田井家の尊崇も厚く、延宝二年(西暦1674年)高千穂庄仏明帳には『釈迦。十社の之御本地。二間四面 禅寺徳玄寺』とあります。明治二十三年火災により焼失、寒巌義尹禅師による高麗版大般若経六百巻を残し、他は悉く焼失しました。本尊は阿弥陀如来座像で、本尊胴内に『座像壱尺二寸之阿弥陀如来、御面阿なミの御作物なり。残りは作りたし也。延宝六年戌午卯月吉日。二条通鶴屋町大仏師佐右衛門(花押)南無阿弥陀彿。あつらへ主は西国なは不存侯』と記されており、『阿なミ』とは奈良東大寺大仏師たる安阿弥快慶(康慶の弟子)をいいます。明治三十九年七月十二日大字三田井1099番地に一宇を建立したが、平成九年十月に現在地(大字三田井田4077番地)に移転しました。浅ケ部八十八ケ所の全体案内板は、地区のほぼ中心部、第三番札所(公民館前)にあります。」
高千穂町
徳玄寺を参拝

階段途中右手に大師堂

中の石仏

本堂