鬼八塚

2014.09.14

西臼杵郡高千穂町三田井




鬼八塚 霜宮鬼八荒神 由来
「神武天皇の兄三毛入野命は、神武建国の途中で、もとの国高千穂に御帰還され、留守中にこの地方を支配していた鬼八荒神との間で激しい戦いが繰り拡げられました。鬼八荒神は命に退治されましたが再び生き返り、抵抗して暴威をふるったので命は神体を三つに切って三カ所にわけて埋めました。この場所は首塚と伝えられています。荒振る神鬼八は霜宮といい、寒霜を司ったので、今では農耕や厄除けの神として尊敬され日向・肥後地方の里人の信仰を集めております。
 昔から鬼八荒神の霊を慰めるため毎年十六歳の少女が人身御供として捧げられていましたが、天正年間岩井川の城主甲斐宗摂の進言により、初狩りの猪一頭、米飯三石三斗三升三号が代りに供えられて以来この神事は高千穂神社の猪々掛まつりとして現在も伝えられています。」

例祭 旧暦十二月三日 文献並びに社伝より
国道218号線から入ったところ

鬼八塚

由来碑