神崎家武家門 有形文化財
「河上家、安藤家、長野家、二見家の武家門とともに、観音開きの腕木門としては、数少ない、貴重な武家門です。腕木門とは、親柱を棟の位置まで延ばし、この親柱の前後に貢(腕木)をさし、これに出桁をかけた門を言います。特に薩摩藩では、親柱の後ろに控柱を付けた門が多く、この神崎家武家門もその特徴をよく残しています。特に、二段構えの屋根や街路を見おろす立地など、この門の格式の高さがうかがえます。
慶長5(1600)年、神崎家の高岡初代浜田志摩介は吉田(現鹿児島県吉田町)から移ったといわれ、第4代当主のときに神崎姓に改姓しました。代々取締役、横目を勤めるとともに兵術の家柄としても知られていました。」
宮崎市 |