市来家長屋門 市指定有形文化財
「長屋門は、門の出入□通路の両側または片側に部屋が設けてある門で、高岡町内ではこの市来家長屋門が現存する唯一のものです。
建築年代は不明ですが、おそらく安政5年(1858)の大火で一度消失し、その直後に再建されたと考えられます。特に、門と長屋の棟の高さを異にしているとこに特徴があり、門と長屋が合体する前の初期的な形態をよくとどめています。
市来家は、享保10年(1725)に第6代善助が柔術渋川流の師範、第12代政徳が剣術真影流の師範となるなど(天保年間)、武術の家柄として栄えました。今では、この門は地元の人々からは『道場門』と親しみを持って呼ばれています。」 |