高鍋防災ダム(高鍋湿原)
「1.高鍋防災ダムとは?
高鍋防災ダムは農業用防災施設として建設され、台風や集中豪雨などの降雨による出水を調節し下流への浸水災害防止に貢献しています。
このため、通常は水の溜らない状態となっています。
【概要】
・所在:宮崎県児湯郡高鍋町上江
・位置:北緯32度07分22秒 東経131度28分33秒
・河川:一級河川小丸川水系宮田川
・型式:均一型アースダム
・堤高:25.5m・堤頂長:179.1m・堤体積:18万6千立米
・流域面積:13.55ku・総貯水容量:112万3千立米
・竣工:1968年(昭和42年)
2.高鍋湿原とは?
この湿原は、防災ダム堤体の建設材料の土砂を採取した後にできた窪地に湧水が溜まり、半ば人工的にできた湿原です。
この湿原には体長15〜20mm程度の日本一小さいといわれる『ハッチョウトンボ』や、白鷺が羽を広げたような可憐で小さな白い花を咲かせる『サギソウ』、日本有数の群落を誇る『ヒメノボタン』など、希少種の昆虫や植物が多数自生していることが確認されています。」 |