高鍋湿原

2016.04.17

児湯郡高鍋町上江




高鍋防災ダム(高鍋湿原)
「1.高鍋防災ダムとは?
 高鍋防災ダムは農業用防災施設として建設され、台風や集中豪雨などの降雨による出水を調節し下流への浸水災害防止に貢献しています。
 このため、通常は水の溜らない状態となっています。
【概要】
・所在:宮崎県児湯郡高鍋町上江
・位置:北緯32度07分22秒 東経131度28分33秒
・河川:一級河川小丸川水系宮田川
・型式:均一型アースダム
・堤高:25.5m・堤頂長:179.1m・堤体積:18万6千立米
・流域面積:13.55ku・総貯水容量:112万3千立米
・竣工:1968年(昭和42年)
2.高鍋湿原とは?
 この湿原は、防災ダム堤体の建設材料の土砂を採取した後にできた窪地に湧水が溜まり、半ば人工的にできた湿原です。
 この湿原には体長15〜20mm程度の日本一小さいといわれる『ハッチョウトンボ』や、白鷺が羽を広げたような可憐で小さな白い花を咲かせる『サギソウ』、日本有数の群落を誇る『ヒメノボタン』など、希少種の昆虫や植物が多数自生していることが確認されています。」
カザグルマ

ムベ
「暖地の山地に生える蔓状の落葉樹で、葉は掌状複葉で6から7枚の小葉からなり、雌雄同株で葉のつけ根から雄花とやや大きい雌花をつけ、6個の萼片は僅かに淡黄緑色で内暗紅紫色である。
実は紫色に熟し美味しい。花期は4月頃。」

ヤマフジ

ツリバナ
「全国各地の山地に生える落葉の低木で、葉は柄があり葉先は鋭く尖っている。6月頃まばらに淡い緑色の紫がかった花を下げる。実は熟すると5枚の殻に裂けその内側は暗赤色で朱赤色の種子が見える。昔は、アタマジラミの駆除に使っていたそうです。」

ミツバツチグリ
「日当たりの良い乾燥した原野に生えます。茎は根の付け根からかたまって出て短い枝先に3枚の葉をつけ、黄色い5弁の小さい花は4月初旬に咲きます。」

モウセンゴケ

サワオグルマ
「湿地に生える多年草で伸びた茎の先端に鮮やかな黄色の花を数輪つけ、早春の湿原を飾ります。実は綿毛様のものと共に風に飛ばされて増えます。」

サナエトンボ?

イトトンボ

ミヤマカワトンボ

ハラビロトンボ
以上 2016.04.17撮影


2週間ぶりの訪問、ハッチョウトンボのメス、体長約15mm

オス 未成熟

オス

赤い色をしていますので、比較的見つけやすい
以上 2016.05.02撮影



2ヵ月半ぶりの訪問

ハッチョウトンボ オス

背後から

逆立ち

背後からイトトンボ

ハッチョウトンボ オス 未成熟

アオモンイトトンボ
以上 2016.07.18撮影



1ヶ月ぶりの訪問

ハッチョウトンボとサギソウ

サギソウ

ミミカキグサ(たぬきも科)
「生育地 湿地に生える多年草で、食虫植物です。
特徴 湿地の浅い所に白い根を伸ばし、その所々に捕虫袋をつけています。花は黄色で、その実が耳掻きに似ていることから、この名がつけられました。
花期 1月から10月頃まで咲きます。
分布 本州から沖縄まで観察できます。」


以上 2016.08.15撮影