虚空蔵様の仁王像

2011.09.19

日南市南郷町中村乙




虚空蔵島の亜熱帯植物群 国指定天然記念物
「周囲約1キロメートル。周囲は岩塊に囲まれ、中央は八十メートルくらいの丘になっている。
 温暖多雨の気象条件にめぐまれ、モクタチバナを優先種とす百三十余種の植物を育成する亜熱帯植物の自然植生を生み出した。なかでもフカノキはこの島が北限である。
 現在は防波堤により陸続きとなっているが、築堤以前は孤立した島であり、干潮時にのみ陸続きとなり、人が渡れたと言われている。
 また一六三九(寛永十六)年飫肥藩三代藩主伊東祐久の夫人の勧請により虚空蔵菩薩がまつられたことにより、地理的条件に宗教的条件が重なって亜熱帯植物群が保護されたと考えられる。」

平成十三年三月三十日
日南線の向こうに見えている島、通称虚空蔵様

目井津港から

上り口

長い階段が続きます

庚申塔

少し上ると天在諸尊と書かれた鳥居と右手に祠

地蔵群

右手に享保九年(1724)の庚申塔

さらに上ると仁王門

中には石造仁王像

門前には一対の杵と石臼

手水鉢にカニ

漁具や縄が吊るされています
漁民の祈願でしょうか

上りきったところに社殿

境内の六地蔵塔

寛永十六年(1639)己卯 仲春(陰暦2月)廿三日 本願
飫肥藩三代藩主伊東祐久の夫人の勧請により虚空蔵菩薩がまつられた年です
以上 2011.09.19撮影


4年8ヶ月ぶりの訪問

阿形

吽形
以上 2016.05.22撮影