田元神社の文化財
「十一面観音像 推定江戸後期作
頭上の十の化仏を頂く。衆生(命あるもの)が救いを求めると自在に救うという仏
六地蔵幢 大永八年(1528)小城出雲守建立
仏教の教えでは、人間は死ぬと地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六道のいずれかに行くという。
その六道のそれぞれに導くのが六体の地蔵
板碑 慶長十八年(1613)十月十六日建立
板碑には珍しく三体の仏像が彫ってある。向かって右から釈迦如来、観音菩薩、薬師如来、さらに三人の戒名があることからこれらを供養したもの
(宮崎県民俗学会副会長 前田博仁)
これらは当社本殿裏に永く祀られていましたが、この度の社殿改築・境内整備にともなって表に移しました。
中央の六地蔵幢はほぼ五〇〇年前のもの、宮崎の歴史を語る貴重な歴史遺産です。」
平成二十五年九月
田元神社宮司 小八重地明
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