母智丘(もちお)神社
2007.03.14
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都城市横市町
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母智丘神社 旧懸社
主祭神 豊受毘売神 大年神
境内神社 稚産霊神社 祭神稚産霊命
神社由来
「本社は、創祀の年時を詳にせず往時より石岑稲荷明神として古くから地方民から崇められた信仰厚き社である。
社地は丘の頂に在るを以って持尾と書せしを後世に母智丘と改書する。
頂上に巨大な岩石多数累列せるに依り石無禮又は石岑と呼ばれた。
社殿の後方に二穴あり左方を白尾毛津、右方を赤御毛津と称し往年同所の久保田寳楽院、鬼塚光明院交々祭祀を営み神意を受けて庶人の祈願吉凶を判し賽者少なからざる霊地を時の地頭、三島通庸が之を開き参拝、社殿が荒れているのを見て明治三年荘厳なる社殿を再興した。
明治三十三年(1901年)炎上、同三十六年狭小なるも再興し、平成一〇年(1998年)老朽化に伴い建替え現在に至る。」 |
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母智丘神社から見た都城市街地
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割裂神石
「高さ2.2m幅2.4mで割り裂いたようになっているので割石とも称しその割れた一部は東霧島神社にある割裂神石であるといわれています。タカオカノカミを祀った神石で、昔からこの付近を掘り荒らすと大雨が降ると言い伝えられています。」
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陽石
「周囲17.3m余、高さ3.3m余、陰石と同時に発掘された神石で陰石と同様安産と縁結びの神石とされています」
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陰石
「周囲19.3m高さ1.7m余で陰門は長さ1.2m深さ0.5mあり古くから安産縁結びの神石とされ祈願水を陰門にかけると願いごとがかなうと言い伝えられています。」
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ワニ石
「周囲23.3m長さ9.7mで、その姿が魚に似ており口にあたるところが長さ1.8m幅25cm裂けて目にあたるところに60cmまわり位の円い穴があることからワニ石と称するようになったといわれています。」
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巨石群について
「この丘の上一帯に散在する巨石群は火山の噴出による赤ボラで、地中に埋まっていたものを明治3年の母智丘神社再興工事の時に発掘されたもので、古く石器時代にはこれらの巨石が丘の上に群立していたものと考えられています。この付近から数多くの土器や石器が発見されているところからこの一帯は石器時代においては石材の採取場であったと想像されますが同時にこの付近にみられる巨石群は信仰の対象となっていたものと考えられ、いずれも神石として人々のいろいろな願いごとがかなえられたと言い伝えられています。」
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石峯稲荷明神
「稲荷大石は、大昔より存在の石であり、左右に出入り口の穴があります。穴の大奥は八畳敷きと六畳敷き位の洞穴になっており、昔は白狐の巣であり、白狐は昔より奇な霊族を垂れたまひ崇敬者の先導啓行として、いろいろと教へ導き諸業繁神功たてまふ。お神を改造し白狐を御霊として奉る。」
以上 2007.03.14撮影
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12年ぶりの訪問、陽石
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割裂神石
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陰石
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ワニ石
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石峯稲荷明神
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裏から
以上 2019.03.17撮影 |