小鷹神社 由緒
「当社の創建年月日は不明なるも古老の伝によると貴人が(一説には髪長姫)この地において子宝成就の祈願をし願いの成就の御礼として神社を建立したのが始まりと言う。
小鷹神社(大明神)の名が記録に見えるのは『庄内地理誌』寛永十三年(一六五五年)に『中之郷上長飯村小鷹大明神』の名が見えさらに、『都城領内神社由緒調帳』元禄十一年(千六百九十九年)又『都城領内神社由緒調べ控』・萬延元年(一八六十年)には『上長飯村鎮守小鷹大明神、右子宝八社大明神と相唱候』と言う記述があり、同書によると領主より祭米三斗の奉納があり神社用畑三反を所有していた事が記されている。
この事により古来より当地の鎮守又、子宝(安産)の神として崇敬されていたと思われる。
現在の神殿は大正十年、社務所は昭和五年、地区出身者忠魂碑は昭和六二年に夫々地域住民の浄財を持って建立された。」 |