籾木池

2024.02.23

東諸県郡国富町八代南俣




籾木ため池の歴史
「ここの地域は、昔から広々とした山林原野であったが、明治時代に県外からの移住(よその土地から移り住む事)が始まり、大正3年(1914年)にため池を作り始め2年間で県内で最も大きいため池が完成。このため池から65ha(約3,000人の大人が1年間食べるお米をつくる面積)の田んぼに水を引いて稲が作付されました。この事業は大正初期の3大開田(山や畑に水を引いて水田を作る事)事業と言われています。
 しかし、水不足による争いが絶えず、農家の人達は大変困っていました。そこで、何度もため池や水路の修理を行いました。中でも昭和の初め、初代組合長緒方覚太郎は自分のお金を使って、用水の節約と地力(土地が作物を生育させるための能力)を上げるために一生けんめい努力しました。
 その後、このため池や水路も古くなったため、改修工事を行い、平成3年度に立派な施設が完成しました。
 現在では、このため池のおかげで水不足も解消し、お米を中心に千切大根等のさまざまな作物が作られ、地域の発展に大きく役立っています。

○籾木ため池の概要
池の周囲 4,000m
池の広さ 15ha(150,000u)
堤防の長さ 129m
堤防の高さ 23.6m」
今季初、下見

堤防工事はまだ

右側

左側

山桜はまだか