明見神社

2008.03.16

東諸県郡綾町大字北俣




明見神社とイチイガシ
年町指定天然記念物
「明見神社は、永正七年(1510年)に都於郡城主伊東平祐により建立されたものである。伊東平祐の時代、都於郡の伊東家には種々の不祥事が続発していた。文亀三年(1503年)には旱魃と早霜によって大飢饉となり翌年永正元年には都於郡の大火があった。しかしこのころから領民の苦しみをよそに国政を省みず、永正七
年九月(1510年)伊東平祐は家臣の長倉若狭守・垂水但馬守を讒言により討伐するため自ら軍勢を率いて宮原に出陣した。長倉及び垂水氏は城を枕にして自刃して果てた。平祐はこの事に深く思うところがあり、長倉若狭守・垂水但馬守の霊を弔い、併せて伊東家の家運の隆昌を祈願して明見神社を建立したのであった。その時にイチイガシが植えられたといわれている。
昭和の始めまでは妙見神社と称していたが、故あって時の氏子総代らが相はかり、妙見を明見に改めた。
 イチイガシは、推定樹齢四七〇年。樹高一八メートル。目通り幹廻り五・六メートルである。」
以上 2008.03.16撮影


約7年ぶりの訪問

イチイガシの巨木

裏手の年神
以上 2015.03.22撮影