義門寺石塔群 国富町指定有形文化財
「義門寺は貞和2年(1346)、細川小四郎義門を供養するため長門の曾孫である義康が建て、直心上人源阿弥が開山した古刹です。
この石塔群は義門寺の西にある墓地の中に残っていたもので、このうち宝筐印塔一基、板碑二基、五輪塔一基(「應永」「明阿」 の銘あり)、笠塔婆一基が町の文化財に指定されています。また道路向かいの境内墓地にも町指定された笠塔婆が二基あります。
特にこの区画の右奥にあるを宝筐印塔は、南北朝時代の初め項(14世紀中頃)に作られたと考えられる、県内でも珍しい花崗岩の美しい石塔です。
またその隣に二基並んだ大きな五輪塔(未指定)は、曽我兄弟の供養塔であるとの言い伝えがあります。」
国富町教育委員会 |