エヒメアヤメ自生南限地帯(国指定天然記念物)
「エヒメアヤメは、元々シベリアに由来する大陸系のアヤメ科アヤメ属で、寒冷な気候で明るい原野を好む植物であり、かつて日本列島が大陸とつながっていた頃の名残と言われている。西日本に数箇所の自生が確認され、それぞれ国の指定を受けているが、小林市の自生地はその中でも最南端に位置しており、貴重な自生地である。
指定地内に杉などの植林が行われるなど環境変化により絶滅が危惧されたため、市では保存管理計画を作成し、指定外面積も含め約1ha余りを市の所有として、自生環境の整備を行うとともに維持再生に務めている。
別名誰故草(タレユエソウ)、イッスンアヤメとも言われている。」
平成28年3月 小林市教育委員会 |