東栗巣野庚申六地蔵幢 市指定有形文化財
「六地蔵信仰は、人は死後生前の行いによって地獄、餓鬼、畜生(三悪道)、修羅、人間、天上(三善道)のいずれかへ行くとし、この六つの辻に檀陀(金剛願)、宝珠(金剛宝)、宝印(金剛悲)、持地(金剛幢)、除蓋障(予天賀)、日光(放光王)の六つの地蔵が立ち、死者を救うというものです。
東栗巣野六地蔵は、基礎、幢身、中台、龕部、笠、請花、宝珠の部分からなり、龕部には六地蔵と何かの像が2躯彫られています。
また幢身には次の銘文が刻まれています。
慈□□願人数十□人一貫□ ※□字は解読不可
奉建立庚申供養後生善處為
天文拾九年庚戌九月三十日敬白」
平成7年9月1日
小林市教育委員会 |