安井息軒旧宅
江戸時代の学者・安井息軒は、清武町が生んだ偉人です。
幼いころから学問に励み、「一日の計は朝にあり。一年の計は春にあり。一生の計は少壮の時にあり」という考えのもと、多くの人材を育てました。
旧宅は中野の武家屋敷群の中にあり、国指定文化財です。平成6年に、もとの茅ぶきに戻すなどの整備が行われました。平面積は95.321平方メートル。旧宅の東側に当時の古井戸が残っており、息軒が自ら植えたとされる梅が枝を広げています。
園内の生誕碑に刻まれた「今は音をしのぶが岡のほととぎす いつか雲井のよそに名乗らむ」の歌は、息軒が若い頃に向学への思いを詠んだものです。 |