地蔵菩薩像
「この地蔵は今から二百年位前に建立され、『いぼとり地蔵』として昔から有名です。
いぼができて困っている人は、その年新しく取れた大豆を自分の年令の数ほど糸に繋いで、それを特ってお参りして地蔵尊の首に掛けます。その時地蔵尊に供えた水をいぼに付けるといつの間にかいぼが取れたそうです。
また、境内のぐみの実を食べるとどうしてかその人にいぼができたそうです。その理由は、地蔵尊がいぼをこの本に移したからだという伝説も残っています。
また、いぼができた人が一心に願をかけて拝んでいぼが取れたら大豆を地蔵尊の首にかけてお礼参りをしたそうです。
大豆の取れる夏には、地蔵尊の首に相当数の首飾りがさげられていたと伝えられています。
地区内にその年生まれた家では縁日に幟やお手拭きを奉納しています。
縁日は本来六月二十四日ですが、現在は夏休みに行っています。」
上木原中・高PTA |