西郷隆盛宿陣跡資料館(県史跡・南洲翁寓居跡)
「南洲翁寓居跡(旧児玉熊四郎宅)は西南の役最後となる延岡、和田越の決戦に敗れた西郷隆盛が明治10年8月15日から17日の夜の可愛嶽突破まで宿陣したところである。
ここで解散布告を出し、最後の軍議を重ねており重要書類や当時日本で唯一つしかなかった陸軍大将の軍服も焼いたとされている。
昭和8年12月5日に史跡として県指定を受けている。資料館には当時西郷隆盛が愛用した硯・船形枕などの遺品の他、種々の戦争資料が展示されている。
延岡市北川町内にはこの他、陸地(かちじ)、矢ヶ内、宗太郎峠など数多くの激戦地跡や宿陣の跡(吉祥寺・旧小野彦治宅)野戦病院跡(成就寺)、中津大四郎(竜口隊長)、小倉処平(飫肥隊)の加療の地・自刃の地など多くの史跡が点在している。」 |