西川内の観音堂

2013.08.11

日向市富高 西川内




十一面観音像 木喰行道作 市指定文化財
「概要
 木喰行道は享保三年(1718)に甲州(山梨県)で生まれその一生を日本廻国に費した修業僧である。
 日向国には天明八年(1788)から寛政九年(1797)にかけて滞在し、日向国分寺(西都市)の再興に力をつくした。
 本像は行道の彫った一木造りの十一面観音像で、頬と口元の肉付けや法衣の表現技法に木喰彫刻の特徴がよく表われている。
 みな人の姿かたちは見ゆれども
    心の姿見る人もなし
             −木喰行道 作歌−」

平成元年2月20日日向市教育委員会
いつも素通りですが、今回立ち寄ってみました
十一面観音像はお堂に安置されているのでしょう

日向市特産サンズ発祥之地
平兵衛翁之碑
サンズの由来
「昔 富高西川内に平兵衛という人がいました。平兵衛は、江戸時代の天保年間(1830年代)農家に生まれています。そして、先祖から受け継いだ農業を営みながら、代々栽培されてきた柑橘類の育種研究に取り組み、本酢を接木によって増殖し、その苗木を近隣の農家に頒ち与えてきたち言い出んえられています。人々は、そのような平兵衛の奇特さを慕い『平兵衛酢』と名付け、今日まで彼の人と業を称えしのんできました。
 本市特産のサンズはもともと平兵衛酢とよばれ、独特の香りと風味の高い酢汁をもっているところから多くの人々に愛用され、古くから当地に栽培されてきました。
 昭和56年度宮崎県の果樹新産地育成緊急対策事業の指定を受けたのを契機に、本市の特産物として、全国に販路を拡大するため、現代人の感覚に合う名称を募り、サンズという愛称に改められました。
 同時に、黒木三郎、河野城一郎の両氏が中心となって日向市サンズ振興会を組織し、新産地の形成が図られています。
 ここに、サンズの原産地であることの証と平兵衛の遺徳を後世に残すため、発祥の地西川内に顕彰碑を建立します。」

佐藤忠郎著 サンズ由来記より
昭和62年5月吉日 建立


境内の板碑

境内の石塔群