金鶏山杉高寺(さんこうじ)跡
「金鶏山杉高寺(台雲寺末寺)禅宗(曹洞宗)で明治四年(1871)の廃仏毀釈によって廃寺となり、現在の舟の尾の昌龍寺に合寺した。元禄四年(1691)に書かれた『高千穂神社の仏閣簿』によれば『金鶏山天文六年(1537)台雲寺末寺、一寺壱ヶ所、鹿川村杉高寺』と記述がある。天文六年は杉高寺開基の年号か、当時の在寺の年号なのか不詳であるが、460年前になり、当時この地区が一寺を維持するほどの集落であったことが窺える。記録には『日向国臼杵之内廃寺掴には七折村杉高寺 境内東西拾二間、南北九拾一間』とある。」 |