「広瀬より小川に通ずるこの道路は、昭和7年、8年に遠藤浜記村長の時林道開発救済事業によって改修されたのである。この道路は当地域の農林道としての役割はもとより、主要な生活道路であり改良舗装の実現を念願していたところであるが、国県町当局はじめ各関係機関の御尽力により県営一般農道整備事業として採択され、昭和五十五年着工の運びとなり延長二千八百三十米、総工費参億四百四拾万円で平成元年十一月末完成をみるに至った
特に鍋割坂については忘れる事ができないのである 冬になると積雪が凍結し自動車バイク等はタイヤチェーンなしでは通行出来なかったのであるが、新小川橋架橋によってバイパスが開通し、鍋割坂の解消出来た事は地区民の慶びに堪えない事である。
この工事施工に当って各関係者の御尽力と、道路用地の地主の御協力に対し深甚なる謝意を表し、完成に当りここに事業経過と関係地区民の慶びを後世に伝えるものである」 |