田代の田の神

2012.05.27

えびの市末永 田代




中山間地域農村活性化総合整備事業
竣工記念碑 田代地区
碑文
「この地には
  心を満たす土がある
    心を潤す水がある
 景勝の地、田代区は、えびの市の南東部に位置し、中山間の戸数百戸余りの小さな集落であります。古くから農業が盛んで、又湧水の里としても知られ、春の桜、夏のホタル等、広く市内外の方に親しまれて、今日に至っています。陣の池及び天宮神社の湧水は、渇水期に於いても、その湧水量はいつの日も変わる事なく、特に天宮神社の清水は、長く区民の宝物として生活飲料水に利用されています。一方陣の池は、元亀元年(1575)田代水田三十余ヘクタールを潤すタメ池として作られたもので、双方がもたらす恩恵は、計り知れないものがあります。近年、農業の近代化と共に、長年区民の悲願でありました圃場整備は、中山間活性化事業を利用する事により、その気運は一気に高まり平成二年着工の運びとなりました。以来六年の年月をかけて、平成八年に完成の運びとなりました。圃場整備を始め、田代簡易水道、陣の池公園、幹線道路、用排水路の改修整備を進め、農業生産、生活の両面から大改修を行う包括的大事業でありました。今回碑石を建立するに当たり、これまで幾多の苦難を乗り越えてこられた先人に心から敬意を表し、これからの田代区民の更なる発展を期し、本碑石を礎に、その証を刻し、長く後世に伝えるものであります。」

平成十八年十二月吉日
中山間地域農村活性化総合整備事業竣工記念碑

東向きに田の神様

新しいようです