ご観覧の感謝にかえて
森岡 臧徳
「このたびは『森岡城』をご観覧いただき、まことにありがとうございます。
高原の緑深く、川内川の流れ豊かなえびのに生まれた私は、21歳で志を高く掲げてより今日まで、建築の世界に身をおいてまいりました。
この間、『ものづくり』の道を究めるにつれ、日本建築の最高峰ともいうべき城を築いてみたいという想いを高め、愛する故郷の地に昭和50年、本城を着工致しました。
それ以来、城郭から表門(大手櫓門)、内門、櫓、庭園と徐々にその姿をみせていますが、『森岡城』の集大成ともいうべき本丸完成をめざして、現在も陣頭指揮にあたっております。
ご観覧のみなさまには、城がもつ外観の美しさはもちろんのこと、細部にわたる様式美などをご覧頂ければ、望外の喜びでございます。
また城内には桜やツツジ、椿など毎年、季節の花々が咲き誇り、景観に華やかな彩りを添えております。散策や憩いの場として、折に触れご利用下さいますようお願い申し上げます。」 |