菅原神社本殿 市指定有形文化財
「当社の創建年代は、万治元年(1658)の火災により由緒記も焼失したために定かではありませんが、現在の本殿は寛文五年四月十四日(1665)に再興されたものです。
本殿は三間社流造社殿で、この造りとしては、県下でも三番目に古く、当時の神社建築を伝える貴重な建造物です。
菅原神社の由来は、当時この地(馬開田郷)が太宰府天満宮の別当寺安楽寺の所領で、菅原道真の末裔の道正が京都北野天神より分霊し、当地に御神体を譲り下り創建したのが始まりといわれています。
また、威徳天神と称し、北野、大宰府天神と共に日本三天神の一つと伝承され、御神体を譲り下った時の笈の組緒が今も宝物として保存されています。
末社としては、菅原神社、豊受神社があり、豊受神社の七月二十八日の牛越祭は有名です。」
えびの市教育委員会
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