十根川集落
「この地は、裏山に平行して民家と石垣が横並びに重なり合って周辺の山々と調和する独特の美しい風景から形成されている。それぞれの民家は、主に、主屋・馬屋・倉から更生されており、現在11世帯が生活している。
保存集落の概要
この地には、元久元年(1204)に平家の落人たちが隠住して建てたとされる十根川神社があり、境内には平家追討の使那須大八郎宗久の手植えと伝えられる国指定天然記念物「八村スギ」(昭和10年指定)がある。
また、神殿では毎年12月に国指定の重要無形民族文化財「十根川神楽」(平成3年指定)が奉納されている。
さらに村指定無形民族文化財の「十根川臼太鼓踊り」が伝承されているなど、年中行事や日常の生活の中に独特の形態があり、民族文化が数多く残されている。」 |