伊東家廟所(伊東家累代墓地) 日南市指定文化財
「廟内右手にある三基の大きな層塔は、洞林公祐実(飫肥藩第五代)、天受公祐之(第七代)、玄徳公祐丕(第十二代)の本墳である。 中央には金柏公義祐(三位入道)以下歴代藩主の僑墳がある。右手奥の六輪を頂く十五基は、それぞれ正室のもので、その出自を示す家紋が刻んである。奥の左隅の墓は、天正遣欧少年使節「伊東満所」の母である「町の上」の墓と伝えられている。
左手前に並んだ卍字入りの八基は、いずれも藩主の死に殉死した忠臣建ちの墓で「追腹」のノミ跡もいたいたしい。その一つには「伊東修理大夫追腹 米良勘之助、行年二十八才」とある。」 日南市観光協会 |