石垣の村


西臼杵郡日之影町大字七折 戸川




歴史に生きる石垣の村
「標高954m、雄大な戸川岳のふもとに点在する農林業の村『戸川』。この村も以前は水に恵まれなかったため、主な産業は、麦やトウモロコシなどの畑の作物や、シュロ・コンニャクなどの山の産物によって生活をしていました。
 大正時代の終わりになって七折用水路が開通しましたが、これによって戸川の農業も大きく変わりました。用水路の豊かな水を利用するため、集落内のいたる所に開田が進みましたが、そのほとんどが石垣によるものでした。この頃に石垣の村は誕生したといえるでしょう。水田が開かれ、米が主な産業になってくると、精米作業にも大変な人手と時間が必要となりましたが、何とかこれを解消しようと考案されたのが、豊かな水を利用したこの水車だったのです。いわば必要に迫られた生活の知恵でもあったわけです。収穫した米を、朝のうちモミのままこのウスに入れておくと、夕方にはきれいな白米に仕上がっていました。農家にとってはとても重要な設備でしたが、時代が変わり文化が発達するにつれて農業機械も次々に改良され、いつしか水車も姿を消すこととなり、今では水車があったことすらも忘れられてしまいました。最近になって古き時代の文化が見直されるようになり、それに伴って石垣もまた脚光を浴びることとなりました。せっかく石垣の良さを見直すなら古き良き時代の水車も再現したらという国、県の指導により、平成9年度ふるさと水と土保全モデル事業(歴史的遺産)、総事業費1118万円で町営の施設としてここに再現したものです。しばらくの間、のどかな音を聞きながら、石垣村のロマンをお楽しみ下さい。」
以上 2004.01.12撮影


1年7ヶ月ぶりの訪問

以上 2005.08.27撮影


5年7ヶ月ぶりの訪問

菜の花が咲いています

北側から

棚田と石橋

この桜は咲き始め

石垣茶屋でうどんを頂きました
以上 2011.03.27撮