普門寺
2008.03.15

球磨郡湯前町下城




普門寺
「普門寺は市房大権現の別当寺として当初、湯山(水上村)にあったのですが、岩野里坊(水上村)にうつり、天正十年(1582)猫寺事変で消失、慶長九年(1604)湯前城跡のこの地に再建されたのでした。
 江戸時代、相良氏の信仰厚く郡内でも最高の寺院禄高をほこっていたのですが、明治になり廃寺、同十六年、この観音堂だけを残して火災により焼失したのでした。
 堂内には、承応元年(1652)京都からもたらされた六観音坐像(准胝・千手・聖・馬頭・如意輪・十一面は紛失)厨子・棟札(祈祷札)があります。
 また、当観音堂は相良三十三観音札所二十五番として知られています。」

湯前町教育委員会