椿原八幡宮
「椿原八幡宮は宇土市椿原町にあり、祭神は応神天皇。永生二(1505)年、伯耆武顕の勧請に係る。神領田一町、畠一町、燈明田一段三杖、鐘撞田一段三杖、都合二町二段六杖、社地東西十六間、南北三十二間六合、一反七畝十一歩、社殿二間半、梁長さ七間、拝殿三間梁六間、石段七十段、境内に矢立梅と虎御前塔があった。
祭日は八月十五日、のちに十一月十三日。放生会・巫女舞・流鏑馬が行われ、年中四度の祭が執行されていた。
明治の初め村社に列格、明治九(1876)年菅原道真を合祀し、のち同村天神社三所を合併した.
七月中句頃に行われているサナブリ祭では、面径百三十センチメートル・胴回り五首十三センチメートルの雨乞い太鼓を担いで石段を登る勇壮な奉納行事が行われていることでも知られている。」
平成二十一年三月
宇土市教育委員会 |