円台寺の石造笠塔婆

2014.05.11

熊本市北区植木町円台寺




円台寺の石造笠塔婆 熊本県指定重要文化財
「古刹円台寺跡には、鎌倉時代の笠塔婆2基がある。その一つは建久4年(1193)銘の塔で、笠、相輪を失った塔身のみが残る。高さは88pと小型であるが、全面に朱塗りの痕跡が見られ、上部の四方各面に蓮華座上に円をもって囲む四仏の梵字一字づつを彫って赤と黒で配色し、正面の梵字の下に57文字の銘文から建久3年12月28日に15歳の若さで没した弥郎の霊を弔うため、翌年2月15日建立されたことがわかる。
 他の1基も、同形式の塔で近くの板碑群の中にあり、表面に朱が残る。中央部の四方に四仏を表す梵字を彫り、黄色と黒で塗り分け、正面の梵字の下に銘文を刻む。この笠塔婆は、建久7年(1196)2月28日に入寂した学法房某のため建立されたものである。頂部にのる石造物は、失われた相輪、笠部の代用品として、後世五輪塔の空・風・火・輪を転用したものであろう。
 これら2基の笠塔婆は、船底五輪塔と共に、円台寺の歴史を示す確実性の高い飼料として貴重である。」

熊本県教育委員会
石造笠塔婆の案内板

矢印に従って進むと

ビニールハウスの中にありました

円台寺の石造笠塔婆 熊本県指定重要文化財

これ?