大横島の石塘

2010.01.16

玉名市横島町




石塘
「往時菊池川の主流は横島山と久島山間を流れていた。加藤清正は菊池川の水路変更と石塘築堤によって、数百町歩の耕地が出来ることに着眼し、天正十七年(1589年)工を起し十七年間の歳月をついやし、慶長十年(1605年)これを完成した。
 その間、横島久島間約四〇〇米の築堤は最も難工事で人柱と読経の加護によって築かれたと言い伝えられている。」


人柱の跡
「加藤清正公の小田牟田新地干陸で最も困難だったのは石塘の潮止工事であった。築いては幾度となくこわれるので人力では如何ともしがたく、古例にならって人柱を入れ、横島山頂より読経して潮止に成功したと言う。
 その場所がここであると伝えられる。
 この築堤に当たり多数の犠牲者と人柱に立った人の霊を祀ったのが大園にある本田大明神である。」

横島町教育委員会
横島町文化保存顕彰会 
去年の9月、momomamaさんから教えて頂いていましたが、ようやく今日の訪問となりました
左手には人柱之碑が見えています

天正17年(1589)着工、慶長10年(1605)完成

下流側

下部

上流側には小さな樋門があります

橋脚は自然石