八幡宮と仁王像
「島地八幡宮は八幡神(応神天皇)を祀っています。この仁王像は『仁王さん』と呼ばれ、地元の方に親しまれています。仁王(金剛力士)像はお寺をお守りするのが本来の役目の仏像です。わが国に仏教が伝わり広がるうち、以前からの神様は、仏様が国家や人々を守るために姿を変えたものとの考えが長く続きました(本地垂迹説)。八幡神は『八幡大菩薩』の仏教的神号を付けられたこともありました。島地八幡宮に仁王像が置かれているのは八幡神(八幡大菩薩)をお守りするためですが、今では珍しいことです。
右が阿(あ)形像=ロを開いている
左が吽(うん)形像=ロを閉じている」
氷川町文化財保護委員会 島地地区づくり委員会 平成二十二年六月 |