大矢野町史跡 中村諏訪神社
「当宮は、旧中村の村社で最初は、祠で宝暦2年(1752年)神殿を文化5年(1808年)拝殿を建立したと記録されている。
当時は、宮津付近は深い入江で天草上島や湯島・島原への舟津(港)として利用され相当にぎわいをみせていたと伝えられている。又、天保14年末の天草の世直し一揆の発生元地と世に知られ、当宮境内外で数千人が度々集結し気勢をあげたと記録されている。
尚、当神社神殿の彫刻は華麗精緻をきわめ貴重な木造建造物である。又、境内の石造り金剛力士像四体は、浦本武治助の(嘉永5年没)寄贈物である。」
平成6年3月30日 上天草市教育委員会 |