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出水地蔵前の石橋
2015.03.28
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宇城市小川町西北小川
橋長:m
橋幅:m
単径間円弧桁橋
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出水(でみず)地蔵の由来
「安政五年の夏(1858年)施主緒方家の先祖緒方幸三当時山産物の商ひの為旅行中葦北郡佐敷町にて腰痛の病にかかり起伏しも自由にならず、病は次第に重くなり困りはててゐた或夜破れ衣をまとった地蔵さんが夢枕に現れ吾は小川の里緒方家の一角に埋れて居る地蔵なり一つ時も早く掘り出し世に現せばお前の病は即座に良くなると、持ちたる錫杖で突き起されたる夢を見、不思議な事もあるものと早速小川にその旨知らせ崖崩れ跡を掘下げたるに、下敷にある岩石を取除けば地蔵さんのみ姿首と胴二つになりて相現れ又その岩穴よりこんこんと清水湧出せり直ちに岩頭に安置奉納せり即ち地蔵尊これである。佐敷の幸三の病もその夜より腰の痛みを忘れ翌日より立ち働く事を得たりと謂ふ。又その年九州全域に悪病が流行して居りこの湧水を飲むと病気が治り元気な人も飲んでゐると伝染しないと謂ふ評判を聞き傳へ近郷は勿論球磨、薩摩からも竹筒瓢箪をたづさえこの水を汲みに来る人が後をたたなかったと傳へられて居る。毎年六月一日の地蔵祭礼には近郷の善男善女早朝より参拝してこの水を飲み一年の息災を祈願するならわしになってゐる。又明治四十年小川の特産物清泉かんざらしや白玉粉はこの清水で晒したのが始まりである。」 |
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桜の花が綺麗です
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出水地蔵前に架かっています
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側面
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側面
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中から |