棚底諏訪神社仁王像

2016.01.10

天草市倉岳町棚底




棚底諏訪神社
「当神社の初代良辧は、文禄年間(1592〜1596)から京都に往復し三宝院御門跡より『修験』の号を賜ったというから、創立は400年を相当さかのぼる。ただ、天草・島原の乱で社殿、古記録等を焼失したため、詳細は分からない。
 乱後の慶安元年(1648)に代官鈴木重成により再建されたものという。棟札によると元文元年(1736)に改築されている。
 御祭神は下記の三柱の神様です。
 主祭神は健御名方命、正妃は八坂刀賣命、合併祭神は大山祇命
 例大祭日は10月第3日曜日と夏祭り(祈念祭)の6月初旬に斎行される。
 祭りには前日にお旅所へ、当日はお旅所から本殿へと、挟箱、鳥毛等がずらりと続く行列を先頭に、御神輿、獅子舞、太鼓踊、神楽舞、子供神輿等威風堂々の行進が続く、古い伝統のある祭礼である。特に行列は広く知られている。
 由緒によると、当社は昔々神様が、御所浦村元浦三ノ岳より、遥かに眺めた白砂青松の此の地が気に入り、遷座なさったと伝えられ、大祭の時には、元浦の氏子による御神酒樽到着を待って、御神輿が出発していたというが今は廃止している。
 諏訪神社は元、宮田・高戸・姫浦・御所浦・大道にある17社つまり再建当時の砥岐組(行政組織の地域の呼び名)の総鎮守であった。
 境内には仁王像がある。弘化4年(1847)建立で、天草で年号が残っている唯−の仁王像である。」
向かい側の江岸寺には約9年前に訪れています

鳥居横に一体の仁王像

吽形?

側面

弘化四年(1847)

背面、南参道