五百羅漢
熊本市西区松尾町岩戸589
五百羅漢
「熊本の商人 渕田屋儀平の願により安永8年「1779」から享保2年「1802」まで24年間かかって奉納したといわれている。永年の風雨による自然崩壊や明治初頭の廃仏毀釈、1889年の大地震の破損等で完全なものは約半数に減っている。
羅漢とは釈迦の教えを聞いて悟りをひらいた俗体の弟子達のことであり、釈迦の信仰と共に羅漢も信仰の対象とされるようになった。
五百羅漢の一つ一つの姿を注意してみると必ず自分の身内にそっくりの顔を見出すことができるとの言い伝えがある。」
平成2年早春
大仙哲翁