八島の伝説
「今から1700年程前の景行天皇の御代、天皇が熊襲征伐のため筑紫にお下りの節、玉名から菊池川をさかのばり阿蘇に向かわれる途中、山鹿に着かれこの附近の賊を退治されたということです。
その当時、鹿本平野は茂賀の浦三千町歩といわれる湖で、その湖の中から『寒言神尊利根だ見』と変な鳴き声が聞こえるので、天皇を迎えていた阿蘇大明神が、鍋田川岸の岩石をけ破り、この水を流したところ泥海の中から八つの頭を持つ大亀が規われ、やがてその大亀は天に昇り、八神の姿となられた。そこで天皇はこの亀にかたどり、八つの島を設け、八神を祭られたということです。」
鹿央町 |