康平寺

2014.05.11

山鹿市鹿央町霜野




康平寺 山鹿市指定文化財
「康平寺(霜野山延寿院)は、『肥後国誌』によれば康平元年(1058)の創建ゆえに康平寺と名付けられ、四方の谷に四つの法堂と九十九院があり、多くの寺領を有したといいます。この記載からは、往時の康平寺が比叡山にならった天台宗の一大山岳寺院の様相を呈していたことがわかります。現在、本堂に安置されている千手観音像や二十八部衆像の多くは鎌倉時代の作とされています。このことから康平寺は鎌倉期に隆盛を迎え整備されたことがわかります。
 その後、この地を支配した内空閑氏によって復興されましたが、戦国末期の肥後国衆一揆によって内空閑氏が滅びると、堂舎も急速に衰退してしまいます。以後、数度の盛衰を繰り返し、無住になってからは地元の霜野の人々によって大切に管理されています。」

昭和四十八年四月一日指定 山鹿市教育委員会
案内板があったので来てみました

参道前の大木

本堂

石造物群