楼門 三間一戸 二重門 正面唐破風付 銅板葺
「現在の阿蘇神社の社殿は、天保六(1835)年から十数年かけて、細川藩が巨費を投じて三つの神殿と楼門や脇門を再建したものです。
この楼門は天保十四(1843)年から嘉永二(1849)年にかけて建立されました。欅材を用い、規模は豪壮にして繊細な彫刻が施され、『日本三大楼門」と称されています。
尾根は建立当初に柿葺であったものが、大正六年に檜皮葺、昭和五十年に銅板葺となっています。
仏教的な要素を取り入れた二重門(二層楼山門式)という建築様式は、他の神社に例を見ない貴重なものであります。
現在は建造物として国指定重要文化財の指定を受けています。」 |