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井口
八幡神社の石橋
2005.01.15

人吉市井ノ口町

橋長:3.2m
橋幅:0.4m
拱矢:0.2m
石厚:0.25m

瓦屋町御溝眼鏡橋から県道17号線を2.7Km北上、左手に井口八幡神社があります


 井口(いのくち)八幡神社社殿 人吉市井ノ口
熊本県指定重要文化財
「ここ井口八幡宮は、鎌倉時代の宝治年間(1247〜49)、相良頼親が鎌倉の鶴岡八幡を勧請したものと伝える。相良氏の武神として歴代の崇敬が篤く、度々の戦に際しては戦勝祈願が行われたという。特に相良為続は、長享2年(1488)、明応元年(1492)の2度にわたり、百句連歌を奉納したという。明治以前の神仏習合時代には、本寺として井口寺があり、境内向かって左側の堂にその本尊薬師三尊及び十二神将像(県指定・鎌倉後期)が残されている。
 社殿は、元禄12年(1699)4月の火災ののち、相良頼喬が再興したもの。桃山様式を伝える優れた社殿である。」

熊本県教育委員会


井口八幡神社庭園
「鎌倉時代に相良氏が創建した神社境内にある庭園で、神社神殿は県指定重要文化財となっている。
 御溝の清水を取り入れた池泉庭園で、ゆるやかな起伏の築山の中央に枯滝を組み、中島と重ね奥行きと拡がりのある景色をつくりだしている。
 作庭当初は、神社側から、神社の別当であった井口寺(せいこうじ)の山並みを一体として借景とする奥の深い穏やかな風景が広がっていたと考えられる。
 作庭の時期は不明だが、中島に架かる合掌式の石橋や、霞がたなびくような中島の構成は、人吉城御館跡庭園に似て、同人物の指導による作庭と思われる。
 相良氏の神社としての重要性を物語る庭園である。
監修 作庭家 野村勘浩」

平成26年3月 人吉市教育委員会 建立
落ちそうで落ちない絶妙なバランス

北側

上部

社殿

以上 2005.01.15撮影


2年10ヶ月ぶりの訪問

神社側から

下部
以上 2007.11.25撮影



1年5ヶ月ぶりの訪問

黒肥地会員による説明

真言宗の輪宝

珍しい本殿の覆い屋根

本殿を支える柱の下部は八角形

上部は円形

緻密に組まれた基礎石
以上 2009.04.19撮影


約8年ぶりの訪問

池泉庭園

平成26年に庭園の案内板が建てられたようです

上部

社殿
以上 2017.03.25撮影