堀合門(復元建造物)
「堀合門は城主が住む御館の北側にあった裏門で、文久2年(1862)の『寅助火事』でも焼失をのがれました。明治4年(1871)の廃藩置県後は、城外の士族である新宮家(土手町)に移築され、人吉城如一の現存する建造物として、市の有形文化財に指定されています。形式的には棟門と呼ばれるもので、化粧垂木に強い反りを持たせた屋根の優美な曲線が特長的です。
門跡の発掘調査では、門柱を建てた2つの疎石跡とその両側にあった排水溝が確認されました。この門は、旧位畳での発掘結果や移築され現存する門、絵図に描かれた姿に基づいて、平成19年度に塀や排水溝とともに復元したものです。」
平成20年3月 人吉市教育委員会 |