馬草野の庚申塔

2017.03.25

人吉市上原田町 馬草野(まそうの)




馬草野の庚申塔 熊本県指定重要民族文化財
「庚申塔とは、60日ごとたまわってくる庚申(こうしん・かのえさる)の日の晩に眠らずに仏事を行うという庚申講の成就を記念して建立された石塔である。こうした庚申塔は、人吉市内を始め球磨郡内に数多く残されているが、本塔は球磨郡内で3番目に古く、初期庚申塔として貴重なものである。本塔は、地上からの高さが約130cmで笠塔婆型の形状をしており、上から宝珠と請花・笠・塔身の3つに分かれ、それぞれに梵字の『キャ』『カ』『ラ』『バーンンク(金剛界大日如来)』が刻まれている。また塔身部には右のような銘文があり、天文8年(1539)11月、願主の恵文以下18名により建立されていることがわかる。熊本県下における庚申信仰を知るうえで大変重要なものである。」
4度目にしてようやく辿り着きました

笠塔婆型の庚申塔

天文8年(1539)